この三十六歌仙絵扁額は、寛永元年(1624)に代官熊沢忠勝の妻妙悟が長徳寺境内圓通殿観音堂に寄進したものです。代官熊沢家と長徳寺の関係を示す貴重な資料であるとともに、キリシタン殉教事件の顛末を物語る資料ともなっています。