この仁王門は、もとは天平13年(741)開創と伝えられる薬師堂の仁王門であったと言われています。元禄11年(1698)と文政9年(1826)の棟札があり、斗栱(ときょう)や虹梁(こうりょう)獅子頭、挙鼻(こぶしばな)の様式などから文政9年の再建と思われます。江戸時代化政期の手法を残した典型的な八脚門として貴重な建造物です。