永正15年(1518)製作の二十一仏・菩薩を本尊とした庚申待供養板碑です。これは、比叡山の守護神である日枝山王二十一社の本地仏への二十一仏信仰とその神使が猿であることから、庚申の申と結びつき、習合した庚申待板碑で、その分布地域の西端にあたることから、川口の地域性を示す貴重な資料です。