文化財分類: | 市指定 有形民俗文化財 |
員数: | 1基 |
年代: | 江戸時代 |
指定年月日: | 平成27年4月1日 |
所有者: | 宗教法人・法性寺 |
所在地: | 朝日2-28-9 地蔵庚申堂内 |
この庚申塔は、寛文11年(1671)9月に二軒在家村の8人によって、庚申待供養のために造立されたものです。江戸時代前期に多く見られる舟型で、本市では14番目に古く、石造物が増塔してくる寛文期における地蔵菩薩を本尊とする庚申塔です。
本塔は、江戸時代前期の地蔵庚申塔の形状を良く示すものであり、長年堂内に安置されていたことから、造塔年代は古いながらも極めて保存状態が良く、本市における江戸前期の庚申信仰の隆盛を示す石造物として貴重です。また、後世には地蔵菩薩としても信仰され、念仏講とも関わってきたことから、地域の信仰生活の推移を示す文化財としても貴重です。