この銅鍾は、寛永18年(1641)9月、川口宿名主宇田川宗慶が施主となり、川口鋳物師長瀬治兵衛守久が鋳造し奉納したものです。これは、近世初期の工芸品として美術的に貴重であるとともに、現存する県内最古の川口鋳物作品として貴重です。