指定等: | 市指定 |
種別: | 有形民俗文化財 |
員数: | 1台 |
年代: | 明治時代 |
指定年月日: | 昭和48年5月24日 |
所有者: | 川口市 |
所在地: | 本町1-17-1 (文化財センター) |
このだるま鞴(踏たたら)は、明治時代に、明治10年代まで使用されていた「タタラ」に代わり甑銑鉄溶解用の送風に用いられていた足踏み送風機です。本市の鋳物業界では、この頃から次第に銑鉄の溶解は従来の木炭に代わりコークスが用いられるようになりました。10人一組のうち8人が片側4人ずつに分かれ、脚を合わせて踏み板を踏み、主軸を往復させて送風します。この時踏み子たちによって歌われた作業歌が「たたら節」の原型と言われています。川口鋳物業の近代化を物語る重要な資料です。