見沼代用水の主要分水路の一つ平柳用水に架けられていた橋石です。延宝5年(1677)の年号が橋名とともに刻まれています。見沼溜井よりも下流地域においては、見沼代用水完成以前から溜井の水を利用した水路が整備されていたことを示す点で貴重な資料です。橋を渡る道は、鳩ヶ谷宿と千住宿を結んだ千住道で、両宿を行きかう人達で賑わいました。