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川口の文化財

明和三年銘半鐘

めいわさんねんめいはんしょう

川口の文化財

  • 明和三年銘半鐘
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文化財分類: 市指定 有形文化財 工芸品
員数: 1口
年代: 江戸時代
指定年月日: 平成28年4月21日
所有者: 宗教法人・西光院
所在地: 戸塚2-6-29 西光院境内

青銅製銅鐘は江戸時代初期以来の川口鋳物業の代表的鋳物製品でした。この半鐘は、数少ない銅鐘の遺例の一つであり、市内に現存する中では2番目に古いものであり、半鐘としては現在のところ最古です。

この半鐘は、明和3年(1766)に、即善という僧侶と旧上戸塚村の薬師講中が、かつて南方にあった薬師堂に奉納したものです。薬師堂は現在西光院境内に移転しており、半鐘は行事開始の合図などに使用されています。川口鋳物業史の一面を語るうえで、また旧上戸塚村の地域信仰を語るうえでも貴重です。

※見学にあたっては、マナーを守り、文化財の所有者、近所の方の迷惑とならないようにお願いいたします。
明和三年銘半鐘 所在地